フツーの人がモータースポーツを楽しむために。
ここでは、「フツーの人」モータースポーツをより楽しむにはどうすればいい
のか、を考察していきます。ここでいう「フツーの人」は、必ずしも”普通”
ではありませんが、以下のように定義しています。
- 楽しく走りたい。プロは目指していないが、運転が上手くなりたい。
車を大事にする。ぶつけたら全て楽しくない。安全第一。
クルマ自体を速くする事にはあまり興味がない。
ぜひYui Racing Schoolを受講してくださ
い。ドライビングテクニックはもちろん、それよりも有益な「モータースポー
ツの楽しみ方」を教えてくれます。
私見:最近の考察 2005.5.12
2004.9.18 2004.3.2
私が強く共感する、トム吉田氏の教え《と私見》。 無断転載、ごめんなさい一応公認(^^;)。
- 他のスポーツだったら昂揚感を求めるには一流のアスリートになるための莫大な
時間と努力が必要です。身体能力がなければ本当の醍醐味はわからないからです。
しかしモータースポーツはアマチュアでもその領域に達することができます。そ
れがボクがモータースポーツをみんなに勧める理由です。
《名言!》
- クルマの運転は芸術だ。君も単純に速さを求めるのではなく、アーティストになることを目標にしてほしい。
《これだけだと誤解しそうだが、いろいろ考え、学んだ挙句、これに行き着く気がする。》
- モータースポーツは善意で成り立っている。
例えば陸上競技 でブロックなんかするか?
《妨害しようと思えばいくらでもできる。それじゃあレースにならない。》
- モータースポーツは不公平なスポーツだ。イコールコンディションはありえない。だから結果を求めるよりプロセスを楽しむべきだ。
- プロではないのだから、財産や身の危険を冒してまでやるべきものではない。
- 人と一緒に走るのが怖い状態で限界までクルマを操るのが安全だとは思いません。
- 日本では、どこもかしこも速さ、速さ、速さ。実体のない絶対的な速さをやみ
くもに求める風潮が蔓延しています。もう少しカーコントロールに目を向けて
その人なりの速さを探してもいい時期に来ていると思います。
- 地面に書いた幅10Cmの白線がある。「その上を踏み外さないででき
るだけ速く歩いて下さい」と言われたらまず誰でもできるだろう。しかし「地
上10mのところにある幅10Cmの平均台をできるだけ速く渡って下さい」
と言われたら、いったい何人の人が「イイヨ」と言って気軽に渡ることができ
るか?
サーキット走行というものはそんなものだ。日常ではできることができない。
日常で培った知識と経験を生かすことができない。しかしやることは日常と同
じ。だから錯覚が起きるのも当然だ。思い違いをするあまり自らを危険にさら
す。そんなサーキット走行が楽しいわけがない。
- 整備不良でオイル漏れを起こした車両が燃えてしまった例もあります。無
茶苦茶な運転でスピンやコースアウトが後を絶たないのも事実です。日本のモー
タースポーツには手軽さが必要ですし少しずつ垣根は低くなってきているよう
ですが、逆に手軽さを気軽さとはき違えている人が増えているのが心配です。
- 日本では猫も杓子もタイム、タイムとかまびすしいですね。タイムなんてクル
マをちゃんと操れれば結果としてついてくるもんです。順序が違うんですよ、
日本は。よっぽど自分に自身がないんでしょう。タイムという記録がないと安
心できないのかも知れないですね。サーキットのタイムなんてお金をかけ
れば運転が下手でも手に入るもの。そんな自分(人間)が介在しない結果
なん かを自分のよりどころにするのは幼稚です。
---ユイレーシングスクールの目指すもの
09/01/03
- 最も大切なのはスピンやコースアウトをせずに安全に走行を終えることです。
ほとんどの場合サーキットを走る時は他人
も走っています。あなたのスピン が原因で、あるいはあなたのクルマの故障が原因で走行時間がなくなってしまっ
たら。ひとりよがりは駄目です。そういう人に限って運転も自分本位でクルマ
のおいしいところをなかなか使えていないものです。
サーキットは対向車が来ない、歩行者が歩いていないなど一般の道路とは異な
る環境にあります。ここにひとつの落とし穴があります。・・・あなたは無意
識の中にサーキットは自由に走れるところだと決めてかかっている。サー
キットを走るということは決して自由ではないのです。ここで言う自由と
は、クルマの限界を超えた自由は存在しない、ということです。
---ユイレーシングスクール
スポーツドライビング教本 基本編 TC2000
- なぜレースに出たほうが良いのか。(中略)自分とまじめに向き合う機会、それ
もかなりの極限状態で自分と対峙する機会が持てるから、と言い換え
てもいいでしょう。 《あんな極限状態は、他では味わえないな》
- 自分の意識と自分の速さを認識した人は、間違いなく安全に走ることができま
す。(中略)あとは卒業生が自分を追い詰めた時にもその認識を持ち続けるこ
とができるかどうかだけです。 《ぐさっ》
- モータースポーツの危険、否、クルマの運転がはらむ危険のほとんどは人間の
意識で回避できること、そしてレースの安全を確保するためには施設やクルマ
の装備を充実するだけでは十分でない
---GO-Circuits No.176
モータースポーツと安全
- レースの安全確保には、参加者の意識統一が一番だ。
《これはトムさんがいつも言っていることだが、
今回、ちょっと分かった気がした。》
- Do not anticipate, do react !
パーティーレース合同練習会[2003.10.16]での講師・ガンさんのおことば
- とにかく車を安定させろ
- ドライビングはトライ&エラーの繰り返しだ
- 反応するのでは間に合わない。先を読め。そのために正確な”ステアリ
ングインフォメーション”が必要。
- チューニングなんかすんな!金余ってるなら別だけど。トレーニングし
ろ!ノーマルすら乗りこなせないくせに。
基本的にはYRSの教えと同じ。同乗走行してもらって感激
(ブレーキングがすげぇ〜)。
以下、私見。
- 「楽しさ」のためには、イコールコンディションよりイコールレベルが
重要なのでは?
レースで独走するのはつまらない。そのレースには出た
意味がない。勝てなくても競ったほうが面白い、はずだ。プロじゃないのだか
ら。
- 安全で楽しいレースに必要なのは、参加者間の信頼関係だ。
レース の参加者は敵ではない。ひとつの筋書きのないショーを共に作り上げる、仲間
達のはずだ。
- レースに出るために必要なもの。それはドラテクではなく、度胸でもな
く、極限状態でも客観性を保つ精神力だ。
- レースを安全にするのは自分だ。自分が一番危険なヤツだ。そう思って
いれば安全に楽しむことができる。もちろんメンツ次第だけど。
- 粋な走り、粋なバトル、を追求する同志が集まれることで、速さに関
係なく、安全で熱い、本当に楽しいレースが出来る。これがYRCの理想。
だけど、それは、簡単じゃない。
- すんごいチューンしてめちゃ速いんだけど、壊れて走れなくなる人をしょっちゅう見る。もったいないなぁ。
RE01Neova AD07は溝の多いSタイヤだ(^^;)
- スポーツカー=操作に対してリニアに応答する、車の状況を包み隠さずドライバーに感じさせる、ドライバーの技量に比例して早く走れる、運転することが楽しい、車
スポーツカー≠速い、性能が良い、限界が高い、車
- ロードスターって、どこがいいの?を的確にあらわす言葉。(カタログ記載)
「いつもの40km/hとはまるで、違う。」
カプチーノは、もっと違う(^^)
- 練習のためにはヘボタイヤを履け!は×。
まずRE01を履け!そうすればうまくいくとどうなるかが体験できる。
慣れてきたら1ランク下のタイヤで同じ走りを目指せ!
が正解なような気がする。
うんこタイヤでは、クルマの特性がきちんと出ません。
- Neova AD07は、タイムが出る。レースに勝てる。そして、運転が下手になる。
RE-01は、ガンさんが作った(?)タイヤだ。ステアリングインフォメーションが違う。
RE-01Rは、、やっぱ下手になるんだろうな。。。
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